東京の日常を表現していたブログですが、最近は東洋医学、文化、文明などについて思ったことを書き連ねています。


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HIV/AIDSに関するアンケートの結果報告

昨年10月頃、FacebookやTwitter上でお願いしていたHIV/AIDSに関するアンケートの結果を、遅くなりましたが報告いたします。

このアンケートは昨年2013年10月25日にGoogle Docs上にて作成し、FacebookおよびTwitterにて回答依頼ならびに拡散依頼を行いました。
回答は締め切っていませんが、最終の回答は10月29で、全体で63件の回答を得ました。うち一件は誤って、あるいは時間の都合上途中送信したものの続きと見られるため、それらをまとめて合計62件として集計・分析しました。

アンケートは主に4つのパートからなります。1.今までの教育や検査の経験を問うもの 2.知識・理解を問うもの(選択肢および正誤問題) 3.もし自分やパートナーが感染したら 4.回答者の属性を問うもの でした。


A.回答者の属性

回答者の性別
男性38%(24件)、女性48%(30)、無回答13%(8)でした。

回答者の年代
10代またはそれ以下:32%(20)
20代:29%(18)
30代:16%(10)
40代:6%(4)
50代:2%(1)
無回答15%(9)でした。

回答者の居住地
日本:87%(54)
無回答13%(8)

筆者の通う大学の学生の割合は32%(20)、学外者56%(35)、無回答11%(7)
医療関係者は5%(3)、「微妙」(医療系学生などを想定)は11%(7)、でした。

私のFacebook上には鍼灸学校時代の友人が一定の割合で存在することや、学生および若年者が多いことから一定のバイアスがあることが考えられます。



B.教育・検査の経験
HIVの検査を受けた経験のある人は11%、ない人は89%でした。
ただし献血時の検査結果は本人には通知されないことに(表向きは)なっているので、ここではカウントしないように記しました。

AIDSやHIVに関する教育や講演を受けた経験について
ない:11%
ある場合、どのような環境で
学校:68%
職場:1%
講演会、セミナーなど:4%
個人から直接:4%
あるが覚えていない:3%
その他(マスメディア、Web):3%

日本でのHIV/AIDSに関する教育・周知活動は十分だと思いますか?
はい:7%
いいえ:75%
その他、わからない:18%



C.知識問題

HIVとは病名である
[誤]HIVはヒト免疫不全ウィルスを指す。
正答率は82%でした。

妊娠中の母親がHIVに感染していると子供も必ず感染する
[誤]薬でウィルスの繁殖を抑えていれば垂直感染の確率は1%以下になります。
正答率は80%でした。

父親がHIVに感染している場合、これからできる子供も感染する。
[誤]遺伝病ではないため父親のHIVが直接子供に感染することはありません。
正答率は66%でした。

HIV感染は医療従事者の感染や薬害が大多数である
[誤]性行為などによる感染が多数です。
正答率は82%でした。

HIV感染者は障害者手帳が申請できる
[正]
正答率は20%でした。

近年ではAIDSの完治が可能になった
[誤]薬で治療をしてAIDS発症を抑え、非感染者なみの生活はできますがAIDSは完治はしません。
正答率は84%でした。

HIVに感染するとAIDSで死亡することは免れない
[誤]
正答率は85%でした。

次のうちHIV感染のリスクのあるものはどれでしょう(複数回答)(出血を伴うなど特殊な場合を除く。)
キス[誤] 正答率79%
一緒の浴槽に入る[誤] 同97%
同じ蚊に刺される[誤] 74%
コンドームを使った異性間のセックス[誤] 84%
コンドームを使わない異性間のセックス[正] 100%
コンドームを使わないオーラルセックス[正] 77%
せき・くしゃみ[誤] 98%
皮膚の接触[誤] 100%
輸血[正] 97%

HIV感染の治療費の自己負担額は一ヶ月平均でどれくらいでしょう?
誰でも無料、五千円以下、一万以下、二万以下、四万以下、八万以下、十五万以下、それ以上から選択。障害者手帳を取得すれば誰でも所得に応じて二万円以下で受けられるため、五千円,一万円,二万円以下を正解としました。
正答率は47%でした。



D.もし感染が発覚したらどうするか

もしあなたの恋人(未婚)がHIVに感染していたら、関係を続けられると思いますか?
思う 15%
思わない 26%
相手による 16%
状況による 26%
分からない 18%

もしあなたの恋人(未婚)がHIVに感染していたら、自分にも伝えて欲しいですか?
そう思う 94%
相手による 2%
状況による 3%
分からない 2%

もしあなたの配偶者がHIVに感染していたと知ったら、関係を続けられると思いますか?
思う 37%
思わない 13%
状況による 19%
分からない 19%
子供の有無による 6%
感染原因による 5%

もしあなたのパートナーがHIVに感染していると知ったらどうしますか?(自由回答)簡素化およびプライバシーに配慮し、言葉は筆者により変えてあります。括弧内は類似する回答件数。以下自由回答の質問は同様。
話し合う、検査に行く、感染を避ける(2)、相手の健康対策に配慮、相手をサポートする(5)、分からない、今後について話し合う、治療法を研究する、普段通りの接する(3)、治療を薦める、周囲の感染対策、性交を避ける、驚く・戸惑う(2)、感染理由を聞く(3)、絶望する、自分や家族から離れてほしい、HIVについて勉強する、一人で考え、パートナーを支えようとすると思う、本人の希望を聞く。

もし自分がHIVに感染していたら、恋人に伝えますか?
はい 67%
いいえ 3%
わからない 11%
状況による 7%
相手による 3%
何も言わずに別れる 3%
その他 5%

自分または恋人がHIVに感染していても、結婚できると思いますか?
はい 22%
いいえ 22%
わからない 56%

もし自分がHIVに感染していると分かったら、配偶者に伝えますか?
はい 76%
いいえ 2%
わからない 15%
状況による 7%

もし自分がHIVに感染していると分かったら、どうしますか?(自由回答。パートナーとの関係に限らず自由にお答えください。)
治療を受ける(7)、治療法を研究する、治療法を探す(2)、原因を考える、パートナーと相談(2)、別れる(2)、すぐにパートナーには伝えない、うつさない様に対策、パートナーに検査を勧める、分からない、偏見への対応次第、家族にだけ伝える(2)、正しい知識を学ぶ(2)、絶望する、家族に理解してもらう、今まで通り生活する。

HIV/AIDSにかんして、一般にどのような誤解・偏見があると思いますか?思いつくものを自由にお書き下さい。
感染しやすい(飛沫感染、空気感染、接触感染)(9)、ゲイの病気(2)、ケガレ、子供に必ず遺伝する、性にだらしない(2)、死の病、感染経路の知識不足(2、恐い、不潔(2)、途上国の問題。

HIV感染者/AIDS患者にかんして、一般にどのような差別があると思いますか?思いつくものを自由にお書き下さい。
雇用、周囲にいたがられない(3)、ネガティブな印象が多く正確な知識が広まっていない、人間としての尊厳、周囲から排除される(2)、一般人と違う目で見られる、犯罪者扱い。


アンケートの結果は以上です。
感染してパートナーとの関係を続けられるか、の問いが一番知りたかった問いでした。続けられると答えた人は少なかったけども、私だってわからない。自信をもって答えることはできない。これってなんなのだろう。
もしパートナーが感染していたら、支えたいとは心で思うけども、実際どういう行動を取るかはわかりません。

HIVに感染していても、早期に発見して適切な治療を行っていれば、肉体的に愛し合うこともできるし、子供を持つことも可能です。
それでもなお、自分やパートナーとの関係を続けられるかわからない、ってなんなんだろう。
実際、知識問題の正答率とアンケートの答えを対照してみたけども、知識があるほど関係を続けられるというわけではないんです。あまり差は見られませんでした。
教育の場でHIV/AIDSの知識が普及されているけど、だからといって患者の苦しみ、生きた声が人々に届いているのか、それはわかりません。
だからこそ、HIVの感染者は苦しい。
苦しいけど、抱きしめてくれる人は多くないんです。抱かれたいときに抱いてくれない。それがHIV/AIDSの現状。
これを乗り越えるにはどうしたらいいんだろう。HIVは人間の心の弱いところを容赦なく襲ってくる。
教科書的な知識だけではダメだと思う。患者の生きた苦しみが伝わらなければ。
それを伝える本として、石井光太さんの『感染宣告』を強く、強くおすすめします。本当にみんなに読んでほしい1冊です。
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by s-a-udade | 2014-03-03 00:38 | その他